小杉焼
地方の陶窯でありながら、日本で最も優れた”焼き物”の一つとして全国的に知られている。
小杉焼(1階 特別展示室) “古小杉”
江戸時代後期の文化13年(1816年)頃から明治40年頃まで四代にわたり旧小杉町で焼かれた『小杉焼』を見ることができる。小杉焼の特色は地方窯 に珍しい優美な形態と滑らかな艶を持つ釉色(銅緑釉・黒飴鉄釉・黄白灰釉)にある。器種は酒器・ 茶器・花器・神仏具など多岐にわたり特に鴨徳利・瓢徳利や茶壷などが知られている。
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瓢徳利
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鴨徳利
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小杉焼展示
(ショーケース)
復興小杉焼(2階 展示室)
小杉焼の復興運動は片口江東・郷倉千靭などの文化人によって昭和初期から始まり、片口窯や横堀窯が開窯したが、長くは続かなかった。現在は地元の陶芸家が栄一窯を開窯し小杉焼の復興に取り組んでいる。
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片口窯作品
(昭和初期)
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